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授業概要
今日は世界地図のお話
建築の鳴川先生。
授業ノート
球面である地球をどうやって2次元の平面に書き起こすか。
面積、方角、距離、角度の全てが正しい平面の世界地図は書けない。
これは数学的に証明されている。
つまりそれぞれの地図に長所短所がある。
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Authagraph世界地図
オーサグラフ世界地図
正四面体に地球を投影し、展開。
すると面積が正しい平面の世界地図ができる。
それを複数枚つなぎ合わせることで、多中心の世界地図ができる。
しかし、形は歪んでいること、緯線経線が蜘蛛の巣状になっていることが欠点。
例えば航路や海流、人工衛星の軌道などの、物体の流動的な動きを、一筆書きで、途切れることなく表すことができる。
人工物と自然の動きを重ねることで、新たな知見が得られる。
ジオパレット
たくさんのテーママップが集まっているサイト。
データを視覚的に見ることができ、そのデータをオーサグラフに映せる。
使う人の様々な評価軸に合わせて、世界を見ることができる。
これはぜひ使いたい。
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Geo-Cosmos
次は、丸い地球をそのまま丸く表現するお話。
ジオコスモス
日本科学未来館にあるデジタル地球儀
しかし、初代ジオコスモスには欠点があった。
正方形の高輝度LEDパネルを球面に並べると、どうしても北極と南極に隙間が生じる。
これを解消する2代目ジオコスモスの開発を開始した。
球面状に三角形を描くと、内角の和は180度以上540度未満になる。
一角を90度の三角形を書くと、正八面体の1パーツになり、これを8個繋げると球になる。
24枚の台形のフレームが球面になる。台形3枚で一角を90度の三角形になる。
三角形の中心から辺の中点に向かって3本切ると良い感じ。
鉄とアルミニウムが触れると、腐っちゃう。だから亜鉛メッキをする。
開発中に東日本大震災が起き、開発が3ヶ月遅れたものの、震災対策もしていたため、無事完成。
3時間前の地球を雲の動きまで正確に再現できる。
おそらく地球上で一番正確。
Geo Dome 4 Geodesic Dome Tent
ジオデシックドーム
本来は素人が1人で簡単に作れる家。
このドームテントに映像が映せる。
アウトドアテントに移動住居の性能を与えよう。
居室の性能を持ち、
10分以内に組み立て可能で、
1人で世界中に持ち運べて、
既存の郵便システムで送れる、
消耗品の値段に収まる価格。
この条件を満たすテントを作ろう。
バックミンスターフラーが提唱した既存の2m Domeを改良していく。
最終的には、一般人でも7分で組み立てられるようになった。
6本の円状のアルミパイプを組み合わせて、球体を保持している。
価格18万円。
ばか売れしているらしい。
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