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授業概要
冬休み明け最初の授業。ちなみに冬休み前最後の授業を休んだので、回数が1個飛んでます。
今日は松川先生のアルゴリズミック・デザインの話。
初めて吹き出しのCSSを使ってみました。
授業ノート
アレクザンダー
どこに高速道路を通すか最適化
道路工事のコストと治安など、26項目の評価基準を設けて、項目ごとに白黒マップを作った。
そしてその26枚の地図を重ねて、26項目全てを表す地図を作った。
デザイナーが作る通常のデザインは
- <かたち>を作る
- 答えは一つ
- 本人しか作れない
- 評価が曖昧
- 感性、経験、勘
アルゴリズミック・デザインは
- <かた>を作る
- 答えは複数
- 誰でも作れる
- 評価が可能
- アルゴリズム
そもそもアルゴリズムとは
計算方法のこと。
1+1=2でいう『+』のところ。
要は、
誰にでも使えて、意味のある答えが出る、『式』をデザインする。
ってこと。
それがアルゴリズミック・デザイン
『設計の仕方を設計する。』
例えば先生は、ORFの会場の研究会の配置の決め方を設計した。
その先生がSFCで持っている研究室の占有面積、
その研究のアスペクト、いわゆる分野、
そこから導き出せる研究会の派閥、
それを会場の形にパッキング、
かつ、火災の時の避難経路を塞がない配置、
準備、展示に最適化するために直交座標に変換、
上記のすべてのアルゴリズムを作り上げた。
次の年からは、この式に当てはめれば誰でも配置を設計できる。
「6人入れるヴァンガローを、今までにない木造建築で作れ。」
というコンペ。
45mm角の木材にいくつかのルールを与えて、宙に浮いたヴァンガローの外殻を自動生成させるアルゴリズムを作った。
すると鳥の巣のような家ができる。
惜しくもコンペには通らなかったが、これがある専門誌に取り上げられ、海の家を作成した。
これは自然界の建築物に似ている。
蜂の巣やアリ塚は、最初に設計図があるわけではなく、すべての個体がいくつかのルールに従って組み立てている。
実は人間の骨もそう。
負荷がかかる部分には材料が多く使われ、負荷がかからないところには材料が少なくなっている。
有機的な形とも呼べる。
秩序と混沌の中間が面白い。
アルゴリズムを作るってなんなの?笑
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