【SFC授業ノート】第4回『生命システム』(冨田 勝)「再生医療〜クローン・ES細胞・IPS細胞・STAP細胞〜」5/8(火)4限

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授業概要

 

 

 

 

授業ノート

 

 

最近はクローン動物ラッシュ、日本でもクローンの牛が生まれている。

 

クローンの第一号といっても、体細胞クローンが初なだけ。

植物のクローンなんかは当たり前だし、カエルのクローンも30年前にできてる。

 

生殖細胞クローンも何十年も前からある。

全く同じゲノムを持った牛を作る技術が、農業では何十年も前から実用化されてる。

みんな体質が同じだから、管理が楽。

 

最近始まったのは、体細胞クローン。

体の一部をもぎ取って、その細胞をリセット、ほかの人から未受精卵だけもらっって中身を脱いちゃう。空になった未受精卵にリセットした細胞の核を入れると細胞分裂を始める。代理母の子宮に戻せば元気に生まれるよ。

ジュラシックワールドの根本はこの技術。

今の所、成功率は低い。

 

細胞は徐々に万能性を失い、専門性をもつ。一度専門性をもつと、戻らない。

メチルやアセチルがくっつくことによって、細胞内の遺伝子のon/offスイッチが縫い付けられて動かせなくなる。

細胞をリセットすると、万能性を取り戻す。だからその核を卵子に入れると分裂し始める。

 

体細胞クローンのメリットは、成長した姿を見て、完成形がわかった上で増やせる。

生殖細胞クローンは何ができるかわからないけどとりあえず同じものがたくさんできる。

 

こんな話をしだすと、すぐに人権団体が騒ぎ出す。

 

個人の精子提供のサイトがめっちゃある。

不妊治療の夫婦だけでなく、未婚女性(30後半から40の女性)にもかなりの需要がある。

ある人はサイトで知り合い、実際にあって精子を受け取り、試行錯誤ありつつ、自分で子宮内に入れて妊娠したらしい。

提供したある男性は、20人に提供してそのうち5人から出産の報告があったそうな。

日本産婦人科学会的には、「生まれた子供の出自を知る権利が心配」

 

不妊治療の時は、他の男性の遺伝子が半分入るくらいなら、奥さんの体細胞からクローンした方がいいという意見もわかる。

 

体制幹細胞はある特定の細胞なら作れる。

それに対して万能幹細胞はどんな部位でも作れる。

 

ES細胞

内細胞塊の時点で、胚から取り出して色々実験。

そこからいろんな細胞を作れれば、医療に使えるんじゃないか。

でも材料は受精卵だから極端にいえば殺人。強固な反対派もいる。

かつ、材料は他人の受精卵、できた細胞も他人の細胞だから、拒絶反応がある。だからあんまり進まなかった。

 

IPS細胞

材料は体細胞。これで倫理問題はクリア。

皮膚の線維芽細胞に万能性を持たせることで、IPS細胞を作った。

細胞をリセットするのではなく、4つのタンパク質をふりかけることで、万能性を取り戻せる。この方法を見つけたのがマジですごい!

2007年には人のIPS細胞が作られ、山中さんはノーベル賞。

IPS細胞は「倫理的に問題のないES細胞」。

さらに!

材料が自分の肌の細胞だから、拒絶反応もない。ただ、コスト面で考えると、一人の細胞から大量生産したほうがいい。ここがちょっと中途半端で企業は出資しづらい。

 

STAP細胞は、酸や熱の刺激を与えただけで細胞をリセットできるという研究だったが、再現性がなかったため問題になった。

 

最近では万能細胞を作らずに、欲しい細胞をダイレクトに作る技術、ダイレクトリプログラミングが世界の主流。

日本はIPS細胞に資金を集中させてしまったために、主流が移った時に対応できずに遅れている。

 

 

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Q&A

 

 

「体細胞から精子を作れたら、理想の不妊治療なんじゃ?」

理論的には可能。

慶應でもマウスでやってた。けど倫理問題があるから慎重。

 

「今は人以外の体細胞クローンはどのくらいやってる?」

研究のためにたくさん行われている。けど我々の生活に影響してるかは微妙。



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