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授業概要
今日は日経新聞コメンテーターの
村山恵一さん
がゲスト。
ちなみに取材先の写真とかもあるから、SFC-GCへのアップはなし。
授業ノート
日経新聞はイギリスにも進出していて、全体的に落ちている新聞業界の中では伸びている方らしい。
あとSFCに日経の方が来るのは初とのことで、貴重な機会らしい。
村山は25年前に日経新聞に入社。
日経新聞には去年からコメンテーターという肩書きが追加され、6人が交代で2週間に1回、コラムという形でそれぞれの専門分野のニュースについて独自の意見を署名付きで掲載している。
最初は日経新聞の歴史の話!
日経新聞の従業員は3000人ほどで、平均年齢は44歳。
高齢化が進んでいるそう。
グループ会社入れても1万人弱。
1978年までは鉛活字で新聞書いてたが、それ以降は日経が世界で初めて開発したANNECSという新聞作成システムを使って、コンピュータで新聞を作ってる。
2010年、電子版創刊。結構伸びているらしい。
これによって働き方も変化。
それまでの記者の生活は、朝夜2回の締め切りを軸に生活していたため、締め切りが終わると安心できたが、
今の時代は締め切りがあってないようなもので、いつでも更新できる分、常に臨戦体制を強いられている。
ただいいこともあって、
どこの誰が買っている、どんな人がどの記事を読んでいる、実際に何部買われている、という
電子版が作られるまでは手に入らなかった顧客情報が手に入るようになった。
日経は最近、採用に困っているみたく、データ系の仕事をSFC生にアピールしてた。
2015年、フィナンシャル・タイムズ(FT)・グループ買収。
めっちゃ金出したそうな。
フィナンシャル・タイムズは電子版の活用が進んでいるらしく、日経もそれに追いついて行きたいという考えから。
決算サマリーという企業の決算報告の記事は、実は企業開示の情報をもとに、AIが自動で文章を組み立てている。人では介していないらしい。2017年1月から始まっていた。
VR、ARを活用した記事の配信も研究中らしい。
ここで再度、採用試験をアピールする村山さん。
時価総額はダントツでApple、ついでAmazon、Google、Microsoft。
日本で一番はトヨタモーター。
ここからは村山さんが注目する二人を紹介!
村山さんが注目する一人目はスティーブ・ジョブズ。
スティーブ・ジョブズが帰って来るまでAppleは倒産寸前で、マイクロソフトに完敗。売却の話も進んでいたらしい。
Appleを復活させたのがiPod。
ここ10年で売り上げを20倍に伸ばしている。
その間、パソコン→音楽→スマホとメインをシフトしてきた。
ここ最近では直営店に力を入れているそう。
二人めはジフ・ベソス
amazon.comを作った人。
巨大な倉庫の中ではセンサー付きの棚が人間より働いていて、荷物の方が動いて人間のところに来るらしい。
最初はネットで本を売る会社だった。
売り文句は「世界最大のセレクションを持った本屋」
ネット上だけではなく、amazonbookという本屋もリアルでシアトルに建てている。
ネット上で星が高かった本を集めている。
物理的制約を逆に強みとして、その地域に刺さるセレクションをしている。
ここからはSFC生へのメッセージ!
世界では右肩上がりの情報産業市場における日本のプレゼンスはかなり落ちていて、2006年の22.7%から2018年には12.3%まで下がっている。
時価総額トップ100を占める企業数も、中国と入れ替わりで減っている。
アイロボットのルンバは自動掃除機世界シェア6割でトップ。
そんな当時、日本の白物家電メーカーは、「もう家電は儲からねぇな」ってことでリストラしてた。
ただ日本にも希望はある。
発展途上という名の伸び代がある。
ジフ・ベソス曰く
「Day one companyでありたい。」
今日が初日の会社でありたい、という意味。
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